高気密高断熱の家について

GWが終わり、早いもので今年も半分が経過しようとしています。こんにちは、i form(アイフォーム)の代表 片山です。

 

今日のテーマは「高気密高断熱住宅」についてです。

最近は、高気密高断熱をうたう会社が増えてきています。
同時に「エアコン1台で、夏涼しく・冬暖かい」といったフレーズもよく目にすることが増えてきているのではないでしょうか。

 

ただ、それらのフレーズだけが先行し過ぎて、高気密高断熱の家について十分に理解されていないまま住宅会社選びをしていませんか?

これから家づくりを検討されるあなたに、参考になれば嬉しいです。

 

そもそも高気密高断熱住宅とは?
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住宅の高気密性とは、家の外気と室内の空気の入れ替わりを最小限に抑えることです。
この性能は、「C値」と呼ばれる数値で示されます。
C値が小さいほど、家は外気の出入りを最小限に抑えられる「高気密」な住宅と言えます。
例えば、C値0.5㎠/㎡以下が高気密住宅と定義されています。

 

一方、高断熱性とは、家の外壁や天井、床など、住宅の外皮全体の断熱性能を示します。
この性能は「UA値」と呼ばれる数値で表され、UA値が小さいほど、外気の影響を受けにくい「高断熱」な住宅だと言えるのです。
UA値0.28W/㎡K以下が高断熱住宅の目安とされています。

 

高気密高断熱住宅のメリット
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①年間を通して快適な室内環境
外気の影響を遮断することで、一年を通して過ごしやすい温熱環境が保たれます。
冷暖房負荷が軽減されるため、光熱費の大幅な削減が期待できます。

 

②ヒートショックリスクの低減
高気密高断熱住宅は、室内外の温度差が極端に開かないため、冷えた外から室内に入っても体に与える負荷が小さくなります。ヒートショック(温熱ショック)を防ぐことができます。

 

③高い遮音性で静かな室内
高い気密性から、外部の騒音が室内に入りにくくなります。
遮音性に優れ、静かで落ち着いた室内環境を実現できます。

 

④結露の発生リスクが低く、カビ・ダニの住みつきを防ぐ
断熱性が高いため、結露が起きにくくなります。
結露によるカビの発生リスクが低く、ダニの住みつきも防げます。

 

⑤24時間計画的な換気が可能で、空気の質を保つことができる
建物が高気密なため、メカニカル換気システムを導入することで、24時間計画的に新鮮な外気を取り入れられます。
常に快適な室内空気環境を保つことができます。

 

高気密高断熱住宅のデメリット
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  • 適切な換気計画が必須

高気密住宅では外気の出入りが抑えられるため、こまめな換気が不可欠です。
換気システムの導入により、以下のデメリットを解消できます。

・空気の滞留によるハウスダスト、二酸化炭素濃度上昇

・においやシックハウス症候群のリスク

・結露による湿気の問題

・夏場の熱気こもり

換気システムによりデメリットは解消できるはずですが、採用する換気システムの性能によって、その差も出てきます。
換気システムの種類は、ハウスメーカー・工務店によって異なります。

採用している換気システムについて、また実際に施工した家での現状などを事前にしっかり説明を受けておくことが大切です。その際、換気システムのメンテナンス方法(掃除も含む)も確認しておいてもらうと良いと思います。
メンテナンスがしやすいことは意外と大切ですから。

 

  • 初期コストの負担

高気密高断熱住宅は一般住宅より建築費用が高くなります。
毎月の光熱費負担が減るため、長期的に考えるとコストパフォーマンスに優れています。
注意するべきなのは、過剰な性能を求め過ぎないということです。
特にC値の数値を求めすぎるケースを耳にします。費用対効果を考えた性能も大切です。

 

これからの家づくりは、こうなる
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地球環境に優しい家づくりが推奨される時代に

化石燃料の消費を抑え、CO2排出量を大幅に削減できる高気密高断熱住宅が、これからの家づくりのスタンダードとなっていくと思います。

住宅の長期優良化も進み、高気密高断熱は次世代に継承されるべき価値ある”住まいの品質”と位置付けられていくことでしょう。

省エネと快適性を両立した、本当の意味での高性能住宅が、持続可能な社会を実現する上で重要な役割を担うことになるはずです。

 

いかがでしたでしょうか?

このブログでは、高気密高断熱住宅の基本的なことをお伝えさせていただきました。

大切なのは、高気密高断熱住宅=正義ではなく、デメリットもしっかり把握した上で、ハウスメーカーや工務店さんと話しをすることです。
住宅の基本構造にかかわる部分ですので、後になってやり直すことは難しいです。

夢がふくらみ、ワクワクしていると思いますが冷静になって判断することをオススメします。

 

もちろん、私たちi form(アイフォーム)でも高気密高断熱住宅に力を入れています。

直近の事例では、標準仕様でC値:0.1といった超高気密の家をお引渡しいたしました。
規格住宅ではなく、完全自由設計の間取りで実現できた数値です。

また当社のモデルハウスでもC値:0.1を達成しています。
実際に住むことを前提にして建てたものですので、建築面積なども参考になると思います。
超高気密の家は、実際にどのようなものか参考になると思います。
モデルハウスは事前予約いただければ、ご案内可能です。

 

家づくりを検討中のあなたに、最良の建築会社が見つかることを祈願して。

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